
2024年に施行されるドライバーの労働時間制限が、物流業界に深刻な影響を及ぼすと懸念される「物流の2024年問題」。これに対応するため、外国人人材の採用に注目が集まっています。北海道では、外国人採用を希望する企業向けのセミナーが開催され、その具体策が議論されました。
外国人採用を支える制度と課題
今年3月、国が「特定技能」に自動車運送業を追加。これを受け、今回初めて運送業者を対象とした部門がセミナーで設けられました。参加企業の採用担当者からは、仲介費用や試験の詳細、日本での免許切り替え手続きに関する質問が相次ぎました。
セミナー講師のキャリアバンク担当者は次のように説明します:
- 自動車運送業の日本語能力試験のハードルは他職種より高い。
- 海外の免許を日本で使うには「外免切り替え」が必要。
この手続き期間中も給与を支払う必要があり、企業にとって負担が大きい点が課題です。
北海道の現状と課題
北洋銀行の調査によると、道内の運送業者の81%が人材不足を課題として抱えており、路線バスの運休も相次いでいます。これにより、地域の物流や交通サービスに深刻な影響が出ています。
今後の展望
北海道は今後、外国人人材の採用支援をさらに強化する方針を表明。外国人ドライバーが物流業界の救世主となるのか、注目が集まっています。
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